コーオプやインターン生として雇われた時、自分が特別な枠に位置することを理解しておくことが重要です。他の社員とは異なる手順で雇われていて、ほとんどのインターン生は数分の準備で済むのが、正社員だと長時間の準備と採用までの過程があります。仕事を始めたら、他の正社員と違う状況にいることがわかります。
課せられる仕事の種類は、最初の仕事と最後の方の仕事では違ってきます。いい社員になるコツを学ぶにつれて、仕事の出来は上達します。判断力と責任感が向上したとわかれば、課せられる仕事は報酬が大きくなったり、やりがいのあるものになります。
最初の仕事の時点では、高校生と能力に差はほとんどありません。確かに、授業内容で多少の知識やスキルを習得したりしますが、それはごくわずかです。仕事をこなしていくうちに、会社に役立つような能力を習得できるかもしれません。
仕事を始めたばかりの時は経験も浅く、知識も少なく、会社のルール、環境、商品やサービスのことはよく知りません。1〜2割程度でしょうか。長い年月をかけないと、大企業や複雑な状況で本当に何が起こっているのかを理解することは難しいです。自分が知っていることと知らないことを忘れずに、よく理解していない状況下で憶測を立てたりするのは注意しましょう。自分がしていることをよく理解した上で、提案やアドバイスはしましょう。
正社員はさまざまな過程を経て雇われています。仕事の募集がかかると、将来のキャリアパス、就いてすぐの役職、その後どのように昇進するかなど、全てが既に決まっています。インターンなどは始まる4〜6ヶ月前から募集をかけ、その時点で役割が決まっていることもありますが、生徒は欲しいけどなんの仕事をして欲しいかはまだ決まっていない、その場で決める場合も多いです。
ほとんどの正社員は長期的なキャリアパスを持っていて、ボーナスをもらったり昇進したりするのを目標としています。
採用されてすぐは研修期間であることが多いです。会社や役職によって研修期間の長さは違い、時にはインターンシップ期間よりも長い場合があります。
正社員は長期に渡って会社に貢献するので、自分たちや他人の決断に影響され続けます。
10代や20代のあなたは、正社員の人より手伝われたり、指導されたり、ミスをしてもあまり怒られなかったりされた経験はあると思います。全員が専門的で、責任感があり精神的に大人であることを求められる中、同僚たちはあなたがまだそれらは学びたてであることを理解し、寛容になっているのです。
最初は、見知らぬ人が新しく入ってきた状態なので、あなたが実際に行う仕事内容は言われていたのと少し違うかもしれません。重要な仕事などはもっと会社のことを知ってから、自分が何をするべきかがある程度わかってきたら課せられます。
比較的短い期間しかいないので、その期間内に終わるような難易度の仕事が課せられるでしょう。
重要な決断を任される役割だったり、ボトルネック(その仕事が早く終わるか時間がかかるか決まってしまう部分)となる任務を課せられたりはしないでしょう。あなたが十分な能力を持っていて、仕事の意欲も見え、信頼できるような存在になったら任される可能性はあります。
正社員が忙しすぎるゆえ時間が足りなくて行えない業務や、正社員がやるにはもったいない業務などが課せられるかもしれません。例えば、新しいテーマに取り掛かる、計画の実行がうまくいくかを試す、試作品を製造する、概念実証(新しいアイデアや概念を実現可能にするために考え、試作品へとつなげること)を行う、リスクマネジメントをするなど。
会議などであなたの意見などは聞いてくれるかもしれませんが、良い意見だとは限りません(もちろん、良いのもありますが)。また、その意見が採用されるとも限りませんし、そもそも会議に呼ばれない可能性もあります。